小田急箱根グループの箱根登山鉄道と箱根ロープウェイは2022年4月1日(金)付で合併し、新体制で事業をスタートします。
小田急電鉄は箱根事業を再編するための持株会社、小田急箱根ホールディングスを2004年に設立しており、両社はその傘下の事業会社です。箱根登山鉄道は小田原駅〜強羅駅間で登山電車、強羅駅〜早雲山駅間でケーブルカーを運行しているほか、「強羅公園」「箱根登山名産店」の経営や温泉供給事業なども手がけています。箱根ロープウェイは人気観光地である大涌谷を通るロープウェイを運行しているほか、早雲山駅と大涌谷駅では売店や展望レストランなどを運営しています(路線図は下図を参照)。
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箱根エリアの観光ルート「箱根ゴールデンコース」を通貫する両社は事業の親和性が高く、合併によりあらゆるシナジーの創出が期待できるとしています。経営資源を集中することにより、目まぐるしい事業環境の変化に機動的に対応できる効率的な経営体制がつくられます。
現在、国土交通省に対して合併の認可を申請中です。箱根登山鉄道が存続会社となり、合併後の商号は「箱根登山鉄道株式会社」が継続使用されます。また、合併後の事業内容に変更はありません。
小田急箱根グループは、引き続き自然災害への備えやサービスの充実を図り、より安心して楽しめる「世界に誇る観光地 箱根」の実現を目指していくとしています。